生命科学科志望だけど「物理or化学」受験で大丈夫?生物未履修で入学した先輩が「リアルな実情」を語る
こんにちは!今回は、高校生のみなさん(特に理系選択に迷っている人!)に向けて、私の「受験生時代の科目選択」についてお話しします。みなさん、こんな悩みを持っていませんか? 「生命科学科に行きたいなら、やっぱり高校で『生物』を選択しないと詰む?」 「先生には『物理』をやっとけと言われるけど、本当?」結論から言うと、私は「物理・化学(中大入試での選択は物理)」選択で受験し、生物は未履修のまま入学しました。その経験から感じた「正解」と「後悔」を包み隠さずシェアします!私の高校時代スペックまず、私のバックグラウンドを紹介しておきます。出身: 千葉県の普通の県立高校(レベルは市内で3~4番手くらい)雰囲気: いわゆる「自称進学校」的な立ち位置受験科目: 英語、数学、物理、化学ガチガチの進学校というわけではなく、ごく普通の理系高校生でした。なぜ「物理・化学」で生命科学科へ?生命科学科に行くなら「生物」じゃないの?と思いますよね。 私が物理・化学を選んだ理由は、高校の先生のこんなアドバイスがあったからです。「物理や化学は積み上げが大事だから、大学からゼロから学ぶのはきつい。でも、生物は大学に入ってからでも暗記でカバーできる(大丈夫)」当時は「なるほど!」と思い、この言葉を信じて物理選択にしました。 さて、実際に大学生になってみて、この先生の言葉は正しかったのか?私の結論は……「半分正解で、半分間違い」でした。【間違いだった点】正直、最初はかなり苦労しました入学直後、生物未履修の私はかなり戸惑いました。授業で飛び交う専門用語が、本当に呪文に聞こえるんです。 周りの生物選択者が「ああ、アレね」と当然のように知っている基礎知識(細胞小器官の名前とか、ホルモンの働きとか)を、私は全く知りません。「知っていて当然」の前提で授業が進むこともあり、最初のうちは教授の言葉を教科書でひたすら調べたりスマホで検索しまくる日々。「やっぱり生物やっとけばよかったかな…」と少し後悔したのも事実です。【正解だった点】深い学びには「物理」が不可欠だった!でも、学年が上がると景色が変わりました。 先生の言っていたことは、ある意味で真実だったのです。かつて物理の先生がこう言っていました。 「生命科学とは、物理と化学の融合だ」これ、本当にその通りなんです。 ただ「単位を取る」だけなら、生物の暗記だけで乗り切れるかもしれません。物理の知識がなくても、大学の教養科目の物理は頑張れば非選択者でも対応できるレベルでした。しかし、「なぜ生命がこう動くのか?」という原理を深く探究しようとすると、話は別です。タンパク質の構造はどうやって決まる? → 物理(熱力学・力学)薬が体内でどう反応する? → 化学データの解析 → 数学深いレベルの研究をしようとすればするほど、物理・化学、そして高度な数学の知識が必須になります。「生物しかやっていない」状態だと、この原理の理解でつまづくことがあるんです。結論:どっちを選べばいいの?私の経験から、迷っている君へアドバイスを送ります。① 「大学でハイレベルな研究・学問を極めたい」派 → 「物理・化学」を学んでおくことを強くおすすめします! 入学直後は生物用語の勉強で少し苦労しますが、その後の「伸びしろ」と「理解の深さ」が違います。② 「入学後の授業についていけるか不安…」派 → 「生物」を学んでおくと安心です。 大学1年生のスタートダッシュは圧倒的に楽になりますし、精神的な余裕も生まれます。最後にいろいろ書きましたが、一番大切なのは「受験勉強中に迷わないこと」です。「あっちの科目にしておけばよかったかな…」と悩みながら勉強するのは精神衛生上よくありません。 自分の得意科目、将来やりたいこと、そして何より「勉強していて楽しいかどうか」で決めるのが一番です!自分が選んだ科目を信じて、まずは受験を突破してください。 大学に入ってから足りない知識を補うチャンスはいくらでもあります(私がそうだったように!)。応援しています!
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