中大生命の一大実習!「自然史野外実習」合宿気分で学ぶ夏の思い出(長野・山コース編)
研究室
1. 「自然史野外実習」って何?まずは基本情報から。簡単に言うと、「大自然の中で生き物を観察する合宿」です!対象: 2年生(希望者のみ選択)時期: 夏休み中(8月上旬など)行き先: 「海コース」と「山コース」がある決め方: 人数が偏った場合は抽選費用:2万円くらい?運命のコース分け抽選私たちの代(2023年入学生)は、最初「海コース」の人気が凄まじかったです(笑)。 海コースは館山に行く予定で、私自身も友人と「海行こうぜ!」と盛り上がっていたのですが……結果は、抽選で「山コース」に配属!でも結果から言うと、山コース、めちゃくちゃ楽しかったので全く後悔していません! 私と同じように山になった友人もたくさんいたので、すぐに気持ちを切り替えられました。2. いざ出発!私の実習体験記(山コース編)2024年の山コースは、徳山先生(動物行動生態学)が担当。 テーマはズバリ、「動物(主にサル)の行動生態学について学ぶ」です。当日は小石川後楽園の前に集合し、バスで長野県へ向かいました。【1日目】カメラ設置と夜のゲーム大会初日は、先生や協力してくださる地元の大学院生の方からレクチャーを受けます。 その後、宿泊場所である中央大学の施設「野尻湖セミナーハウス」周辺を散策し、「自動撮影カメラ」を設置しました。セミナーハウス周辺には、夜になるとキツネやカモシカが出没するらしいので、それを撮影しようというミッションです! ↑こんな感じで野生のカモシカがいたりします。 ↑夕食の写真 夕食はみんなで食堂で。なんと、ごはんとみそ汁はお代わり自由!食べ盛りの大学生にはありがたいですね。そして夜は……ここからが合宿の醍醐味です。 同部屋の友人たちと深夜2時くらいまでゲームをして盛り上がりました。 「勉強もするけど、遊ぶときは全力で遊ぶ」のが大学生。あの時間は本当に楽しかった(´;ω;`)、今すぐにでも戻りたいです(泣)。 ↑遊び疲れて寝ちゃいました(笑)。 【2日目】サルの観察と、まさかの奇跡!2日目は朝から本番です。「地獄谷野猿公苑」という、野生のサルがたくさんいる場所へ行って観察を行います。 当日は快晴!でも、とにかく暑い!! この暑さの中、1日中サルの行動を目で追って記録し続けるのは、正直かなりきつかったです(汗)。これがフィールドワークの厳しさですね。↑みんなで地獄谷を散策中 ↑こんな距離感でサルが歩いています。 ↑親子がかわいい。 ★絶品の「お蕎麦」ランチ そんな中での楽しみといえば、やっぱりお昼ご飯! 地獄谷に併設されているお蕎麦屋さんで食べたのですが、これが絶品でした。 ↑入口にサルがいる(笑) 山菜が美味しすぎて、友達からもらってしまったほどです(笑)。今更だけど、あの時はありがとう! ★奇跡!放置スマホに写っていたのは… 16時くらいにセミナーハウスに戻り、夕食までの自由時間。私たちは外でバレーボールをして遊んでいました。 ここで事件(?)が起きます。友人の一人が、バレーの様子を動画に残そうと地面にスマホを置いて録画していたのですが、そのまま外に2時間くらい放置してしまったんです。 慌てて取りに戻り、録画内容を確認してみると……なんと、画面に「キツネ」が写りこんでいました!! (※スマホ動画のデータがないので、これはカメラの方の画像ですがイメージです!)これには徳山先生も「すごい!!」と驚愕&大興奮。 狙って撮ったわけではないハプニング映像でしたが、まさに「動物の行動生態」を捉えた瞬間でした。 ↑2日目の夕食 ★夜は花火と大富豪 この日の夜は、友人がコンビニで買ってきた花火をやることに。 なんと寮母さんがセミナーハウス全体にアナウンスしてくださり、みんなで花火大会が開かれました!(寮母さん、ノリが良すぎます!ありがとうございます!)顔は写せないので雰囲気だけですが、最高の夏の思い出になりました。その後は部屋に男子を集めてトランプの「大富豪」大会。深夜2時半まで熱中しました。明日も早いのに元気すぎますね(笑)。【3日目】データ確認と解散最終日は、初日に設置したカメラを回収し、どんな動物が写っていたかを確認します。 それぞれのパソコンでデータを解析して、実習自体は終了です。3. 最後に:大事な注意点ここまで「楽しかった思い出」を中心に書きましたが、これはあくまで大学の「授業」です。一番大事なこと。それは、 「実習後のレポートを出さないと単位がもらえない」ということ!当たり前ですが、ただ遊びに行っただけではダメなんです。観察したデータや考察をしっかりまとめて提出する必要があります。 実際に、私の友人の何人かはレポートの提出を忘れて落単しています。これではただお金かけて旅行行っただけに(´;ω;`)高校生のみなさん、大学に入って楽しい実習があっても、「レポート提出までが実習」ということを絶対に忘れないでくださいね!以上、自然史野外実習(山コース)のレポートでした。 理系の大学生活、大変なこともあるけど、こんなに楽しいイベントも待っていますよ!
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